「すべてができる七輪陶芸」では、基本は施釉という構成になっています。そこで私も楽透明釉(比較的低火度で溶ける)を買ったのですが、一回目は結局使わないで終わってしまいました。よ〜し、今度は釉薬かけてやいてみようっと。どうせかけるのは楽透明釉なのだから・・・ということで、陶土は「楽白」をチョイス。そして、手轆轤も使ってみることにしました。2週間ほど乾燥させて、いざ、素焼き!
しか〜し・・・現実はそんなに甘い物ではありませんでした。小さめのものを5つほど作ったのですが、まず二つがはぜてしまい、残った三つのうち、二つは窯から引き上げてみるとひびが入っているという始末・・・結局残った物は一つだけでした。一つだけでは、本焼きする気もおきません。そこで再び作ることにしました。
楽白土は熱に弱く、また収縮率もかなり高いように感じました。そこで少し残っていた信楽荒目土を混ぜ、割れにくくなることを期待しました。
これで約二週間乾燥。それから素焼きに入りました。
割れないようにするには徐熱が基本です。魚焼用の、炎が直接当たらないような網を100円ショップで買ってきて、慎重に慎重にあたためます。そして窯の中へ。
あがってきたものは・・・ガ〜ン、やっぱり割れてる!!でも、この前のようにぶち割れてはおらず、ひびだけでおさまっていました。よ〜し、釉薬をた〜っぷり塗ってごまかしちゃえ!(^_^;)
さぁ、ついに本焼きです。この前残った一つと、今回の三つ、合わせて4つです。何とか全部割れないで残って欲しい・・・祈りを込めて、また徐熱を始めました。