南蛮唐津ぐいのみ

中里太亀作

 作者は中里隆氏の長男。この盃にはお父さんの豪放な南蛮唐津の作風がしっかりと受け継がれています。硬く金属の芯が通っているかのような質感、引き締まった端正なフォルムは、自然と持ち手の姿勢を正します。この盃で自然に飲み語り合える友は真の友でしょう。男らしさの滲み出た逸品だと思います。