ストロマトライト

Stromatolites

先カンブリア〜カンブリア紀、ボリビア

 

 

 先カンブリア〜カンブリア紀にかけて、光合成能を獲得した藻類は酸素を大量に大気中に放出し、大気組成に決定的な変化を及ぼしたと考えられている。ストロマトライト類は石灰石とシリカ、もしくはシリカからなる円錐形から円筒形の構造をしている。この構造は常に層状をなし、ときにはそれが明暗の帯状となる。顕微鏡で見ると藻類は細い筋状になっていて、これらの筋は藻類が形成した石灰床の中に砕屑物の砂や泥が挟みこまれてできている。現生の層状藻類は熱帯の潮間帯に生息している。