斑唐津振出

桃山〜江戸時代初期

藤の川内窯

 

 Iさんから譲って頂いた「伽羅者」の次に入手した、2本目の振出です。網仕覆が添います。当時の私はこの振出で、完全にとりつかれてしまいました・・・。無傷、と書いてしまいたいくらいですが(笑)、ご覧の通りの陶片です・・・これについては、何も言いますまい。もう少しましな写真が撮れたらいいのですが・・・いや、写真では伝わりきれない、でしょうか。結構酒も楽しみましたが、今では緑寿庵清水の金平糖入れに落ち着いています。

 根津美術館で開かれた「小山冨士夫の眼」展に、同じ手で、首がぐにゃりと傾いたもっと大きな徳利が展示されていて驚きました。

※朝鮮唐津の、鉄釉がとんだものではないかと言う人もいます。そうかもしれませんが、確実に鉄釉の痕と思われる部分を認められないので、一応斑ということにさせて頂きました。