古染付菊文平盃

明時代末〜清時代初め頃

  

 古染付の藍色は本当に美しい・・・ただその一言につきます。中国磁器らしい薄手のぴりっとした盃です。骨格は硬いのですが、生掛けの釉のせいか、酒はまろやかです。わずかに帯びた白磁の青みが、吟醸酒の芳香をひきたたせてくれます。