川蝉図染付盃 中村平三作、田澤幸祥画

 2000年9月の全国大陶器市(幕張)で購入した、長崎県波佐見町の田澤幸祥窯の染付盃。ユーモラスな表情のカワセミに惹かれて購入した。中村平三氏が作った器に、田澤幸祥氏が絵付している。高台に染付で「幸」、その下に「平三」の字が刻まれる(お二人はお隣同士にお住まいと聞いたが、実際のところは不明)。見込み側に描き込まれた枝が立体感を演出。盃にたたえた酒と相まって、池の畔のカワセミといった風情。ただカワセミが水面を見つめる格好にならないが、だからこそとぼけた表情が活きているような気もする。かわいいでしょ?(笑)